おねしょって一般的に何才頃まであるものなのでしょう?
早いお子さんでしたら、2才くらいでおむつがとれる子もいらっしゃいますね。
うちの場合、長女はなんと小5まで、次女も小2くらいまであったのですが、私は本当に子どものおねしょで悩みました。
おねしょって、小学校に入ってもまだある場合は「毎日ではないけど時々ある」ぐらいのことが多いかと思いますが、うちは毎晩おむつにたくさん出ていました。
そういうのって夜尿症っていうんですよね。
おねしょ専門の外来も受診しましたし、そこでおしえてもらったことをいろいろ実践したりもしましたが、これといった効果もなく絶望的な気分になっていたところ、急にその時はやってきました。
ここでは、私が今までに得た情報や経験などをお伝えしていきます。
受診したきっかけ
気になっていたおねしょですが、長女が小学校に上がってから、他にも低身長であることや、勉強の理解がやや難しいこと、通学が一人で難しいことなど気になることがたくさんありました。
仕事もありますし、次女は保育園だし、なかなかおねしょというか夜尿症に対応できない状態が続いていました。
小児科で働く友人に聞くと、「小学校だとまだまだおねしょしてる子は学年に何人かはいるんじゃないかな。中学生でもおねしょで受診する子はいるし、18才になって就職を控えてもおむつをはいて寝ている人は中にはいるよ。
もしかしたら病気が隠れているかもしれないけど。そうでなければ、命に関わるものではないし、なかなかおねしょをなくすことも難しいかもしれないから長い目でみてみたら」とアドバイスをもらいました。
そうこうしているうちにあっという間に長女は高学年になりました。
小5になると4泊5日の自然学校があります。
ママ友から自然学校のお便りに「睡眠途中に起こす必要がある場合は事前にご連絡ください。起こす時間は12時頃に統一します」と書いていた、というような情報が入ってきました。
私は、普段寝ている途中で子どもを起こしてトイレに行かせるということをしていなかったので、少し悩みました。
さすがに羞恥心もありますから、おむつをしていることは他のお友達に絶対にバレたくない。
しかし、夜中に起こしてトイレに行っても、おねしょはするかもしれない。
そこで、娘に自然学校のことをイメージしておねしょについて話し合うことにしました。
そして、結果、おねしょ外来を受診することにしました。
娘にとって、おねしょ外来を受診すること自体がとても抵抗があるものでとても嫌がっていましたが、女性の優しい先生だから、と連れて行きました。
受診して提案されたこと
受診は数回にわたっていたと思います。
1回目は問診と採尿。採血は他でしてたのでそのデータを使いました。エコーもしたかもしれませんがよく覚えていません。そして尿道口などに異常がないかチェックをしてくれました。
飲水量や尿量などを記入する用紙をもらいました。
2回目以降は尿量など記載したデータに基づいた説明やアドバイスです。
長女の場合、病気のせいではない。もしかしたら成長発達がゆっくりなことが原因かもしれない、とのことでした。
朝の尿量の測定に関しては、おしっこ用に100均で計量カップを買って、それで測って記入していたように記憶しています。
おむつの重さも測っておねしょの尿量を測定していました。
あとは、飲水量や飲んだ時間、もしかしたら食事内容も書いていたかもしれません。
取り組みやすいアドバイスとして、
・塩分を撮りすぎない
・便秘をしない
・寝る前に2回トイレにいく
・体を冷やさない
などがありました。
他に、解決策として提示されたことは、水分の摂り方を変えることです。
まず、17時以降の飲水量を50mlに制限してください、と言われました。
お味噌汁なども飲水量に含むので、かなり少ないです。
水分を取るから、おしっこが出る。だから、夕方以降の水分を制限すると夜中のおしっこが減る、という考え方です。
もちろん実際に取り組みましたが、これはなかなか子どもにはきつかったです。
50mlって本当に少ないです。
5時から夕食や入浴をして就寝までにコップに1/3〜半分ほどしか飲めないのです。
学校から帰ってきてのどがかわいていても50mlしか飲めないのです。
それを飲んでしまったらもう翌日まで飲めません。
5時までに水分をしっかり摂って、夕方以降は控える。
言葉にするのは簡単ですが、子どもに守らせるのはかなり難しかったです。
実践してみてわかったことは、うちの子は小学校ではほとんど水分をとらず、夕方以降に家でお茶やお水をガブ飲みしている、ということでした。
この発見は大きかったですね。
大人でしたらすぐさま改善に努めるところですが、相手は小学生です。
本人に制限を説明しても、大人のようには理解できませんから「のどがかわいたー!飲みたい!飲みたい!」と叫ぶこともありました。
数ヶ月は頑張りましたが、夏場は特に難しく、最終的にはこのような状態を長続きさせることはできませんでした。
制限期間中、何日かはおしっこが出ない夜がありましたが、それでも100%ではありませんでした。
50ml以上飲んでしまっていた日があったためだと思います。
でも、制限するとおねしょのない日も出てくることがわかったので、私には大きな希望につながりました。
薬物療法もあるとのことでしたが、先生も強く勧めませんでしたし、私も気乗りしなかったので、これはしませんでした。
あと、もう一つ先生からのご提案として、就寝中、センサー付きのおむつを使うというものがありました。
確か1万円以上はするものだったと思いますが、おしっこが少しでも出たら、センサーが感知して起こしてくれるというものです。
夜中に起きても成長発達に支障はない、とのことでしたが、そのために夜中に起こすことに抵抗があったのでこれもしませんでした。
結局どうやっておねしょがとまったのか
最終的におねしょがとまったのは自然学校の1週間ぐらい前だったでしょうか。
自然学校にギリギリ間に合った、という感じですね。
羞恥心という精神的な影響も大きかったのかもしれません。
受診してからは半年以上経過していたように思います。
今でも、眠前にトイレに行っているにも関らず、夜中に起きてトイレに行っているので、夕方以降の水分摂取量が多いのでしょうね。
長女は利尿作用のある日本茶が好きで、夜に飲んでほっこりするのが好きなので、どうしてもおしっこで夜中に起きざるを得ないのでしょうが、おもらしではないのでもう本人に任せています。
さて、次女の方は、長女よりも早くにおむつがとれていました。
小1でとれて、私も嬉しかったのでご褒美も買ってあげていました。
ところが、夜のおむつがとれて3ヶ月ほど経過した頃から、また毎晩おねしょがはじまってしまいました。
本人に「トイレに行くのが面倒くさくてわざとおむつにしているのか」と確認したほどです。
今思えば、お姉ちゃんが夜おむつをはくように、自分もはきたかっただけだったのかな、とも思うのですが、1年ほど経った小2に徐々にでしたが無事とれました。
結局、何がきっかけでピタッととまった、っていうことはなかったのですが、幼稚園や保育園の間に自然と終わってくれたら正直ありがたかったですね。
おむつ代もばかになりませんし。
こんな感じで長年悩んでいましたが、なんとなく子どもの精神的なことやいろいろな気持ちや思いなどが関係しているのかな、とも感じました。
もし悩まれている方がいらっしゃいましたら、焦っても状況は変わらないので、通える範囲におねしょ外来があれば行ってみて、お子さんと一緒にできることから取り組んでみてもいいかもしれませんね。
あと、おねしょに関してはインターネットでもいろんな情報が得られますので、水分制限や尿量チェックなど、おねしょ外来を受診しなくても取り組めるものもあると思います。
早くお悩みから解放されるといいですね。
読んでいただいてありがとうございました。
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