保育園で働いてわかったことってたくさんあるのですが、その一つに1〜2歳児はこんなにもお友達に手を出すのか、ということです。
わたしもこどもを2人保育園に預けていましたが、よく顔を引っ掻かれたりしていました。
顔に結構深く傷がついて、いまだにあとが少し残っています。
逆にうちの子は他のお友達にそんなことはしていないかと気になっていましたが、先生からそういう話を聞くことはなかったので、実際はわからないままです。
ちなみに、通っていた保育園では爪切りチェックがなかったので、爪切りチェックを導入して欲しい、とお伝えしましたが、却下されました。
たたく・かむは当たり前
わたしが働いている保育園は3歳までのお預かりなので、それ以上の年齢の子どもについてはよくわからないのですが、ちょっと気に入らないことがあると、お友達をたたいたりかんだりすることは当たり前です。
そして、それをする子はだいたい決まっています。
しない子はしません。
ですので、その「する子」が移動した先に誰か他のお友達がいる場合は、保育園の先生は何かあればすぐに止めに入れるようにその子のすぐそばにスタンバイします。
そして、ちょっとしたおもちゃの取り合いなどで、案の定、叩きあいが始まりますので、即座に止めに入ります。
叩きあい、というか、叩く子は一方的に叩くのです。
叩かない子は、止めに入らなければずっと叩かれたままです。
しかし、おもちゃの取り合いも何もないのに急に叩く子もいます。
どうやら、数時間前のいざこざや数日前からのやりとりを急に思い出して、そうなることもあるようです。
子どもですが、結構覚えているものなんですね。なかなか執念深いです。
かむ、というのも多いです。
中には、本気がみしているのがお尻だったので、おむつをしているからセーフといったこともあります。
よくかむのはやはり手や前腕です。
あとがギッチリと残るほどかむので本当に怖いです。
かむのが癖になっている子は大人の腕も噛んだりします。
あとは、突き飛ばす、引っ掻く、蹴る、ものを投げつける、などなどです。
もちろん止めに入りますが
事が起こるともちろん先生方は止めに入ります。そして、叩いたりかんだりしたら痛いからダメなことを伝えます。
子どもはもうギャン泣きです。
しかし、悪いことは悪いとしっかり伝えていかなければ、将来、その子自身が困ることになります。
ただ、まだ小さいですからそこまで感情のコントロールもできません。
何度も同じことを繰り返します。
そういう事が起こるたびに先生は何回も何回も何回も本人に伝えます。
しない子がするようになることもある
今まで、叩いたりかんだり全くしたことのない子が急に攻撃的になったりすることもあります。
家庭環境の変化などでそういうことがみられる事があります。
例えば、お母さんのお腹に赤ちゃんができた時、とか、新しく兄弟ができた時、など、このような行動意外にも、トイレでおしっこできていたのができなくなった、とか、一人でご飯を食べれていたのが食べれなくなった、とか、今までできていたものができなくなることもあります。
あとは、室内でつばをはくようになったり、と今までしなかったことをするようになることもあります。
子どもって本当に敏感なんですね。
しかし、保育園の先生はちょっとしたことでは親にいちいち報告しない事が多いと思います。
わたしが預けていた保育園でもそうだったと思います。
「今日、あなたのお子さんが他のお友達を強くかみました」とか「今日もあなたのお子さんが○○ちゃんを5回も叩きました」と言われたらすごく気になりますよね。
それに、そんなこと日常茶飯事です。
しかし、あまりにも顕著な事があれば、先生方も心配しますので少しお話があるかもしれませんね。
長女が年長の時に、こんなことがありました。
A君のお母さんがお仕事が終わるのが遅く、あまり家でもかまってあげられない日々が続いていました。
ある日、同じクラスのA君とB君の間で小競り合いがはじまりました。
先生が止めに入ろうとした瞬間、A君はB君の顔を殴ってしまいました。
B君の前歯(乳歯)が折れました。
こういう事になると、さすがに保育園からもお話があるでしょうけどね。
子どもは遊んだり喧嘩をしたりしながら成長していきます。
そうやって、人との距離感をつかんでいったり、自分のとった行動の結果を経験していきます。
今回は、「保育園」というところが、わたしが思っていた以上に激しい世界だったので、お伝えしました〜。
わたしも子どもを保育園に預けていましたが、保育園のことって本当によくわからなかったんです。
参観日とか親参加型のプログラムとか色々経験させていただきましたが、やっぱり現場に入ってみないとわからないことってたくさんありますね。
また、一主婦の目線で保育園のこともお伝えしていければ、と思います。
読んでいただいてありがとうございました。
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