まず最初に「ぜひがんばってください!ぜひなってください!」ということをお伝えしたいです!!!
わたしのこと
わたしは現在アラフィフです。
看護師として働き始めたのは31才になってからでした。
大学を卒業後、一般企業で3年間OLをし、したいことがあったため退職をして海外に行きました。
そして、帰国後、「また就職し〜よおっと」
と思って、気楽に就職活動を始めたら、仕事がなさすぎてびっくりしました。
仕方なく派遣社員になりましたが、経済的に「こんな働き方では生きていけない」と実感しました。
そして、27才のときに東京アカデミーというところで9ヶ月間ほど看護学校に入るための受験勉強をしました。
28才のときに公立の看護学校に入学し、31才で同系列の公立病院に就職しました。
その時点で、すでに県の病院には年齢オーバーで就職できませんでした。
わたしが通っていた学校は、公立の看護学校ということで、同系列の病院に就職してそこで3年間働いたら免除されるという奨学金をいただいていたので、他の病院に就職するという選択肢はありませんでしたし、問題はありませんでしたが、年齢制限というものがあるんだな〜、と漠然と感じました。
看護師を目指したきっかけは祖父が亡くなったときに感じた「看護師さんのお仕事って素晴らしい仕事なんだな」という思いでした。
その時にもまさか自分が看護師になるなんて夢にも思っていませんでした。
24,5才の頃でした。
正看と准看
看護師には正看護師と准看護師があります。
せいかんごし・じゅんかんごしと読みます。
略してせいかん・じゅんかんとよびます。
詳細に関しては、日本看護協会や他の看護系のHP等を見ていただいたらいいかと思います。
一概には言えませんが、ざっくばらんに、かつ、大げさにいうと、正看護師の方が仕事の需要は多くお給料も良い、というのは概ね間違いではないと思います。
正看護師の免許は、厚生労働大臣が発行する国家資格です。
准看護師の免許は都道府県知事が発行するものですので、国家資格ではありません。
しかし、仕事内容としては同じことが多いので、そこに理不尽さを感じ、准看から正看の免許をとり直す方が多いのも事実です。
わたしがおすすめするなら、できれば「最初から正看をとる」方ですね。
正看護師になるには
正看護師になるためには看護学校に行かなければなりません。
大学だと4年、短大や専門学校だと3年です。しかも全日制です。
中には、夜間で4年制というところもありますが、いずれにせよ、1年や2年では国家試験の受験資格がとれません。
また、通信制度というものはないと把握しています。
国家試験は年に1回しかありません。
ダメな場合は1年後に再チャレンジです。
ちなみに2022年の合格率は91.3%と高いです!
わたしが受験したときには、お友達が一人ダメでした。
しかし、彼女も翌年無事合格し、現在も看護師として元気に働いています。
25才を超えて、となると、一旦社会に出たものがまた学生に戻って学校で勉強する、ということになります。
これは本当にハードルが高くしんどいことでした。
お仕事はアルバイトくらいしかできません。
本当に腹をくくらないとできません。
しかし、看護師の免許は一生ものです。
看護師は社会的地位もあります。
私自身、社会的地位を感じる瞬間というものは全くありませんが、周りの方々の反応からそうなのかな、と感じることはあります。
看護師の仕事はしんどい?
はい、めちゃくちゃしんどいです!笑
しかし、どのお仕事も本当にしんどいですよね。
わたしはOLを経験したことがありますが、今思えば、じっと座って仕事をしているより、わたしには立って動き回っている仕事の方が気楽であっていると思います。
夜勤に関しては、わたしにはあっていません。
夜9時になるともう眠たくてたまりませんし、夜勤のあとはいつまでも疲れが抜けない体質です。
ですが、中には「わたし夜型だから夜勤の方があっているの〜」という方もたくさんいらっしゃいます。
また、看護師の仕事って本当にいろいろあるんですよ。
病棟と外来でも全然違いますし、病院とクリニックでも全然違います。
訪問看護で各ご家庭を回るお仕事もありますし、わたしのように保育園でのお仕事もあります。
ご自分に合ったお仕事に就きやすいこともメリットの一つかと思います。
お給料はいいの?
お給料に関しては、決していいとは言えないと思います。
一見いいように見えますが、仕事内容の割に安い、というのは看護師全員が感じています。
サービス残業もまだまだ当たり前のところが多いです。
大きな病院勤務だと勉強会や病棟会などで休みがつぶれることも多いです。
アメリカなどでは看護師のお給料はすごくいいと思います。
しかし、日本では看護師はあくまでも「医師の指示のもと」に動くだけなので、お給料がよくなることはないと思います。
とは言え、「医師の指示のもと」とは医療的な指示のことですが、その他の様々な関わりに関しては、各看護師が自分で考え判断して動いています。
一つのアルバイトとしてとらえたとしたら、今は安くて時給1,400円くらいでしょうか。
最近はだいたい1,800円くらいのところが増えてきたような気がします。
コロナ病棟関係でしたら3,000円を超えるところもあります。
みんなが就きにくい内容のお仕事のお給料はいい傾向にあります。
ちなみに、お仕事に困ることはありません。
どこも人手不足で困っています。
どこも看護師がほしくてほしくてたまらない状態です。
選ばなければ、仕事がないということはまずありません。
これが看護師の最大のメリットかと思います。
しかし、お仕事は選ばなければなりません。
とんでもない職場もたくさんありますから。
わたしが看護師になって良かったと思う点
まさか自分が看護師になるなんて夢にも思っていなかったですが、もはや看護師になって18年が経とうとしています。
この間、看護師をしなかった期間は、育児休暇を取得した通算2年間で、あとは、正社員ではないながらもなんとかかんとか続けてきました。
今、続けてきて良かったと思うことは、
・子育てをしながら自分の仕事に誇りを持って働けることがありがたい
・今の職場がもしもなくなっても、求人があまたにある
・看護師は社会的地位がある
・自分の状況に合わせていろいろな働き方ができる
です。
もしも、少しでも看護師になろうと考えている方がいらっしゃれば、年齢に関係なく、ぜひ前向きに考えていただきたいと思います!
読んでいただきありがとうございました。
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