コロナ検査キット問題

医療

8/3、長女(中2)がいきなり39℃を超えて発熱しました。

「きたー!」「っていうか、先月、次女と私がかかった時、けろっとしてたけどやっぱりかかってなかったんやー!長女は無症状で陽性かと思ってたけど、かかってなかったんやー。ちゃんと隔離できてなかったのに」

ということで、わたくしごとですが、先月は陽性者(推測)となり、1ヶ月後の今、家族に陽性者が出て今度は濃厚接触者となりました。

しかし、いろいろと疑問が…

①一度かかっても濃厚接触者になるの?

②濃厚接触者でも、2日目と3日目に検査キットで陰性であれば隔離解除となるけど、どこで検査キットを手に入れるの?

濃厚接触者の待機期間は5日間です。

私はもちろん仕事がお休みになります。

次女も10才とはいえ、一応それなりに社会と関わりを持っています。

塾やお友達と約束しているお祭りなど、5日の待機期間中にいろいろな予定があるものです。

医療用の検査キットなんて今や手に入れることなんて不可能です。

無料の検査所は濃厚接触者は対象外です。

「じゃぁ、どうやって検査したらいいんやー!」

この2つに悩まされましたので、私の経験をお伝えしたいと思います。

①一度かかっても濃厚接触者になるの?

長女が受診した発熱外来の医師からは次のように言われました。

もう今は保健所から連絡がないと思いますので、このパンフレットを読んどいてください。

妹さんとお母さんは先月かかったとのことですから、今から3ヶ月くらいはかからないです。

僕のところで、最短で3ヶ月でまたかかったという患者さんはいました。

2ヶ月っていう方もあるみたいですけど、とりあえず今、このお姉ちゃんの分はかからないです。

「ということは、隔離解除しなくていいな。なんだか前と違ってずいぶんラクだな」(←勝手な解釈)

「保健所からもう連絡ないんだ〜。そりゃそうよね、これだけ増えたら」

オランダ在住の友人によると、検査で陽性が出てもそれを申告する機関はもう閉鎖して、現在、国としてコロナの陽性者数を管理していないとのことです。

その代わり、簡易検査キットは手に入りやすい状況とのことです。

オランダは非常に効率的なことで有名ですが、もうそのように判断したんですね。

でも、日本もこの1ヶ月でまた少し変わりましたよね。

ここまで陽性者が増えると管理が大変すぎます。

ちなみに、一度かかっても3ヶ月ほどでまたかかる可能性がある、という事実があるからか、3ヶ月以内の濃厚接触者の特別な対応に関しては、調べてもわかりませんでした。

ですので、家族内でタイミングがずれてかかると待機期間が長くなる、もしくは、再度待機期間が発生する、という状況に変わりはないようです。

また、家族内での隔離についても新たな詳しい情報を得ることはできませんでした。

②どこで検査キットを手に入れるか

さて、次女と私はもうかからないのであれば、なんとか陰性であることを証明する検査キットが欲しいのですが、まぁこれがどこにも売っていません。

何件も薬局をまわりましたが、もともと取り扱いがなかったり、入荷待ち状態だったり。

無料の検査所は「対象者が濃厚接触者でないこと」が条件の一つにあげられています。

あまりにも検査キットが手に入らないので、直接検査所に聞きにいきましたが、やはりその条件はまだ変わっていないとのことでした。

抗原定性検査キットは「国において薬事承認されているもの」を使わなければなりませんが、これが売っていないのでお手上げ状態です。

「これのせいでみんな自宅待機になって世の中休みだらけになるねん!」と憤りさえ感じるほどです。

しかし、1件だけ扱っているお店がありました。

○ツモト○ヨシの店員さんにダメ元で「検査キットってないですよね〜?」と聞いたら、なんと「レジの方にあります」とのこと。

お礼を言いレジへ行き財布を取り出し、「検査キットありますか?」とたずねると、「はい、ありますよ」と。

私「あー、よかったです。おいくらですか?」

店員さん「4400円です」

私「…あ、そうなんですね。えっと、薬事承認されているものですか?」

店員さん「いえ、こちらは研究用です』

私「あ、わかりました。ちょっとまた来ます」

とそそくさとレジを後にして出ました。

「え、高い、高すぎる…次女の分だけでも2つ要るのに、それで9千円はちょっと無理…しかも研究用…」

がっくりと肩を落として歩いていると、

次女「あの箱大きかったから中に何個か入ってるんじゃない?」と。

なるほど、確かに、もう一回聞きに行こう。

私「あの〜、検査キットなんですが、何個入りですか?」

店員さん「一つです」

私「あ、わかりました。ありがとうございました。」

店員さん「薬事承認されたものは、ひょっとしたら病院の処方箋でお薬をもらう薬局にはあるかもしれませんけどね」

私「そうなんですね。ありがとうございます」

またまたそそくさと出てきました。

そのような薬局はドラッグストアよりももっとたくさんあるのでもう限界を感じていました。

職場に行けば立派な検査キットがあるのですが、さすがにこういう使い方をするわけにはいきません。

「あー、なんとかならないものか。しかし、このご時世、薬事承認されたものはもう手に入らないだろう。それなら、研究用でもなんでもいいからもう少し安いものがほしい」

研究用では意味がないのですが、ある意味執念みたいになってきました。

そこで、ふと友人が激安店で購入したという検査キットの話を思い出しました。

本当は陽性だったのに、その検査キットは陰性で出たからあてにならない、と言っていましたが、そんなことは医療現場でもよくある話です。

検査をするタイミングやその時のウイルス量で陰性になることはよくあります。

そういう時は、2日ほど経ってから検査をしたら陽性になることがよくあります。

雨が降ってきましたが、取り急ぎ、その激安店に向かいました。

TOA martさん

その激安店の名前は「TOA mart」さん。

入り口に何やら検査キットらしきもののパンフレットが積み上げてあります。

しかも、入り口のドアに「検査キット大量再入荷」の文字が。

売り切れていませんように!

ドアを開けると、目の前に、あったーー!!たくさん!!

しかも、驚きの税込420円!!

あくまでも研究用ですが、ついに手に入れられました!

研究用なので意味がないんですけどね。

精度が高い 東亜産業の抗原検査スティック

早速使用してみました。

まず、次女は予想通り陰性でした。

そして、陽性である長女にも試してみると、きちんと陽性が出ました!

すごいです!

良心的なお値段なのでちょっと疑っていました。すみません。

唾液で検査をするタイプですが、すごく簡単に検査できます。

以前、旅行前に無料の検査所へ行って娘の抗原検査を受けたことがあるのですが、抗原検査って鼻腔の中に棒(細くて柔軟性はありますが)を入れて検査するのでとても痛くて不快です。

しかも、無料の検査所の場合、検査は自分もしくは家族がすることになります。

私は職場で患者さんにするので慣れていますが、あの検査は本当に鼻の奥の方まで入れないといけないんです。したことがない人はそこまで入れるのを知らないと思います。

しかも、入れた後、棒を鼻の中でぐりぐりぐりぐりするんです。

もう痛いことこの上ないです。

説明もしっかりなかったので、多分みんな鼻の入り口から少しのところまでしか入れていないでしょうから陽性が出にくいんじゃないかと思います。正しくは鼻の奥のひっかかりがあるところから、さらにその倍くらいの長さを奥に入れないといけないです。

そんなこと、自分で自分になかなかできることではありません。

せっかくの検査なのに正確性に欠けますから、研究用でも唾液の方がしっかりと検査できるのではないかと思いました。

このスティック、なかなか精度が高いので、長女より前に微熱を出しているにも関わらず「俺はコロナではない。コロナにかかるやつはどこか感染に対してツメが甘い。俺は感染対策をきちんとしているし、インフルエンザにもかかったことがないからコロナにも絶対にかからない。よって、オレサマのこの体調不良もコロナではない。よって検査は必要ない」と豪語しているオットをうまく言いくるめ検査をすると陽性でした。

しっかり誰かからもらって長女にうつしてるんじゃないですかね。

陽性が判明した途端「今のコロナは感染力が強いねんなぁ。エアロゾル、やったっけ?あ、もしかしたらあの時のあれでかかったのかな」などと言いはじめました。

抗原検査スティック、強いていえば、検査が無効になることがあるのが欠点でしょうか。

なんというか、唾液がうまく中に浸透していかないことがあります。

角度の問題かもしれません。少しキットを下に向ける方がいいのかもしれません。

うちは5回中、無効になりそうになったのが2回、実際無効になってしまったのが1回ありますから、購入する際は、必要数プラス数個は買っておくことをお勧めします。

TOA martさんについて

この抗原検査スティックがすっかり気に入ってしまいましたので、TOA martさんについても少し調べてみました。

このスティックは日本製で製造販売元は「株式会社 東亜産業」さん。

ん?TOA martのTOAとなんか被る??

TOA martさん、派手さはないですが、なんと2022年 全国500店舗出店予定だとか!

日本全国に店舗を展開されているようです。

問屋を介さずメーカー直接仕入を実現させ、半額を専門とした「半額専門店」だそうです!

TOA産業さんは抗原検査スティック以外にも、太りやすい遺伝子調査のキットとか、アルコール検知器とか、いろいろな検査キットやサプリなども出されているようです。

また、TOA martを展開されているようです。すごいです!

この度は大変お世話になりました。ありがとうございました。

検査キットが手に入らなくて困っている方はお近くのTOA martさんに行かれたらあるかもしれませんよ。

今回も読んでいただいてありがとうございました。

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