肘の外側が痛い!

医療

・肘の痛みがどんどん強くなってきて、ものがしっかり持てない

・ものを持つときに肘に激痛がはしる

このような症状をお持ちの方は、ひょっとしたら

「上腕骨外側上顆炎」(じょうわんこつがいそくじょうかえん)

いわゆるテニス肘かもしれません。

わたしも2年ほど苦しんだ経験があります。

なかなか治らず本当につらかったです。

ここでは、わたしの経験もあわせてお伝えしたいと思います。

テニス肘とは

テニスの選手に多くみられる病気と言われていて、別名「テニス肘」と言われていますが、わたしの感覚では圧倒的に「働いている女性」に多いと思います。

あとはゴルフをよくする高齢男性にも多いと思います。

握るような動作をよくされる方に多くみられる印象です。

女性は仕事以外にも料理をしたり掃除をしたり、常に手を酷使しています。

筋肉もそんなにないのに大きな鍋を洗ったり、重たいお米や飲料を運んだり毎日働きずくめです。

わたしも、気づいたときにはもう子どもの靴も持ち上げられない状態でした。

でも、下から持ち上げると痛みはないんです。

上から何かをつまみ上げるときに肘の外側に激痛が走るんです。

痛くて握力も7ぐらいまで下がりました。

肘の外側の痛みの原因はいろいろと考えられますが、そこの部分に長期に渡って負担がかかっていることが原因のことが多いです。

何かきっかけ、というと、わたしの場合は、やかんにお湯を沸かして湯たんぽに流し入れるというのを数回繰り返したことで急速に悪化したように感じています。

でも、普段の体の疲れなども関係しているのかな、と思いました。

受診をしてみた

まず、信頼できる医師に相談したところ、

治るのに時間かかるで〜

絶対治るけど、痛い方の手はできるだけ使わないようにしときよ〜

と言われました。

きちんと対処してもらえない感じがして、その時は少々がっかりしました。

しかし、最終的にはこれが一番の治療だったことが後でわかりました。

その時は、なんとかならないか、とわらをもすがる思いで別の若い先生に相談してみたところ、

注射をしてみますか?

と痛みどめとステロイドの注射をしてくれました。

手がふわーっとして、手に力が入りにくくなるような感じがしました。

しかし、痛みからは解放されているので握力を測ると20くらいに復活していました。

ふわーっとしていても握れるし、握っても痛くないので、とても嬉しかったです。

しかし、数時間もすればまた元に戻ってしまいました。

整形外科の先生が痛みどめの注射を薦めないのは、効く時間がこのように短いことが多いからです。

テニスエルボーバンド

注射と同時に処方してくれたのが、このバンドです。

痛いところから3cmほど手先の方にずらしてまきます。

痛いところにはまきません。

これを巻くと、力を入れたときにはしるはずの激痛がはしらないんですよ。

なので、明日ゴルフにいかないといけない男性の方がよく使用されます。

また、介護など仕事中だけはどうしてもバンドをしないと仕事にならないので、その間だけまいている女性の方も多いです。

ただし、根本的に治療をするものではありませんし、基本的には安静にすることが大切ですので常用はお勧めしません。

大切なのは安静とストレッチになってきます。

安静にする

結局、わたしがこれしかないとたどり着いた道は、「痛い方の手を使わない」ということでした。

というより痛すぎて使えなくなりました。

肘のみならず、上腕から肩、そして背中まで痛くなってシップを貼りまくっても痛みどめをのんでも痛みが取れなくなってしまいました。

ものすごくストレスでしたし、精神的にも不安定になりそうでした。

この痛みから解放されたい、この痛みさえなければ、とずっとその思いに囚われていました。

そこまで悪くなってから、知り合いに聞いた鍼灸のゴッドハンドの方のところへ毎週、2年間通いました。

ものすごくお金も時間も使いました。

鍼灸に通って、全身の疲れもかなりのものだったことがわかりました。

しかし、その治療のおかげで、また、手を使わないようにした結果、なんとか完治しました。

2年かけてゆっくり治っていったので、いつ完治したのかはわからないのですが、かなりマシになってきたときに、鍼灸のところに通う方が負担に感じるようになったので、そこからは自力でストレッチをしたり、手を使わないように気をつけたりしながら過ごしました。

ストレッチ

ストレッチは肘から手にかけてゆっくりぎゅーっと伸ばすようにします。

じわーっとゆーっくりで、1日数回していました。

わたしの場合は、腕や肩や背中まで痛かったので、ヨガも取り入れたりしていました。

今はYouTubeで素敵な動画がたくさんあるので、おうちでいつでも楽しんで楽にヨガができます。

ありがたいことです。

日頃の疲れも、意外とこういう形で出てくることがありますから、休めるときには体を休めてあげることが大切ですね。

皆さんが早く痛みから解放されますように。

読んでいただいてありがとうございました。

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